株アプリでは、移動平均線や一目均衡表、ボリンジャーバンドというテクニカル指標を利用することができます。これらは過去の株価データを使って、今後の株価の方向性や売買タイミングをはかる指標で、株価チャートの上にそれぞれのチャートを重ねて表示することができます。
◆移動平均線(いどうへいきんせん)
移動平均線は、当日を含む過去の一定期間の終値の平均のことです。この値をつないでグラフ化したものが移動平均線です。
<株アプリの株式チャート画面>
・株価と移動平均線(10日線、75日線、200日線)を表示
※デフォルトは5日線、25日線、75日線です。設定方法は<こちら> をご覧ください。
★移動平均線を使って買いタイミングをはかるには?
移動平均線は短期線(10日線や25日線)、中期線(75日線や100日線)、長期線(200日線)と大きく3つにわけることができます。短期の移動平均線が、中期や長期の移動平均線を下から上に突き抜けるケースを“ゴールデンクロス”といい、買いシグナルのひとつとされています。
〇詳しい解説はこちら
>【MONEY VOYAGE】ゴールデンクロスとデッドクロス
◆一目均衡表 (いちもくきんこうひょう)
一目均衡表は5つの線で構成されます。
<株アプリの株式チャート画面>
・株価と一目均衡表を表示
1 転換線 |
当日を含む過去9日間の高値と安値の中間値
|
2 基準線 |
当日を含む過去26日間の高値と安値の中間値 |
3 先行スパン1 |
転換線と基準線の高値と安値の中間値を26日先にプロット |
4 先行スパン2 |
当日を含む過去52日間の高値と安値の中間値を26日先にプロット
※先行スパン1と2に挟まれた部分を「雲」と言います。 |
5 遅行スパン |
当日の終値を26日前にプロット |
★一目均衡表を使って買いタイミングをはかるには?
次の3条件を満たすと、「三役好転」といい強い買いのポイントと判断します。
①転換線が基準線を上回り、基準線の横ばいか上昇を伴う
②遅行スパンが株価を上回る
③現在の株価が雲を上回る
〇詳しい解説はこちら
>【動画】一目均衡表 ~前編 基本的な活用法~
◆ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは7つの線で構成されます。一般的に20~25日線の移動平均を中心に、株価が推移する幅(バンド)を±1σ~3σ(シグマ)の線で表します。
±1σ |
約68.2%の確率で、この範囲に株価が収まる
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±2σ |
約95.4%の確率で、この範囲に株価が収まる |
±3σ |
約99.7%の確率で、この範囲に株価が収まる |
<株アプリの株式チャート画面>
・株価とボリンジャーバンドを表示
★ボリンジャーバンドを使って売買タイミングをはかるには?
±2σのバンド線は株価の方向性が逆転する目安となります。
終値が±2σを超えたらトレンド発生とみなし、株価はブレイクした方向に推移すると捉えます。
〇詳しい解説はこちら